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【BL小説感想】毒を喰らわば皿まで-十河

BL小説感想

【BL小説感想】毒を喰らわば皿まで-十河

【作品データ】

CP:ヨルガ(表紙下)×アンドリム(表紙上)
   リュトラ×マラキア
   その他、NL、モブとの多少の絡み等あり

著者:十河
イラスト:斎賀時人

発売日:2021年1月31日

出版社:株式会社アルファポリス

【あらすじ】

竜の恩恵を受けるパルセミス王国。その国の悪の宰相アンドリムは、娘が王太子に婚約破棄されたことで前世を思い出す。同時に、ここが前世で流行していた乙女ゲームの世界であること、娘は最後に王太子に処刑される悪役令嬢で、自分は彼女と共に身を滅ぼされる運命にあることに気が付いた。そんなことは許せないと、アンドリムは姦計をめぐらせ王太子側の人間であるゲームの攻略対象達を陥れていく。ついには、ライバルでもあった清廉な騎士団長を自身の魅力で籠絡し――

https://www.cmoa.jp/title/1101295390/

【ネタバレなし感想】

ぜひネタバレを一切見ないままで読んでほしい

めちゃくちゃ面白かったです。悪の宰相アンドリムの復讐劇の話なのですが、様々な障害を見事に乗り切ってみせるアンドリムの口八丁手八丁にワクワクしっぱなしで、読み進める手が止まりませんでした。

最初は「本当にBLなのかな?」って思いましたが……

ストーリーが濃厚なので、最初は「本当にBLなのかな?」って思いながら読んでいましたが、しっかりBLだし、アンドリムとマラキアの妖しい魅力にめちゃくちゃ萌えました……。

大人向けなストーリー

生々しい、ドロドロとした展開や描写が多かった(特に後半)ので、大人向けなストーリーだな~と思いました。読んでいる間、背筋がザワザワするおどろおどろしさが常にありました。最高です。

ラストで泣いてしまいました

最後の展開で泣いてしまいました。この結末は予想してなかった……。そして最後の最後に盛大なフラグ回収もあり、満足感がありました。とってもおすすめです。

【ネタバレあり感想】※未読の方はご注意ください。

どちらが悪なのか、最後の最後まで結論が出ぬまま読み終わりました。最初はアンドリムとマラキアが悪だとして読んでいたのですが、大小様々な事情が複雑に絡んでくるから「アンドリム達は本当に悪なのだろうか?」と考えこんでしまいます。

そして「日本人男性が転生して乙女ゲームの世界に入り込んだ」という設定を完全に忘れるくらい、「俺」は普通にアンドリムでしたよね。途中でゲームのルートの話がでる度に「あ、そう言えばそうだった!!」ってビックリ(?)していました。

ナーシャに代わって贄巫女になるように言われたジュリエッタですが、ジュリエッタはこの作品の良心の一人でしたね……。竜巫女時代の不遜な態度は褒められたものではありませんが、途中からはかわいいな~としか思わなかったです。狂ってからのナーシャの行動が酷すぎたというのもありますが、対比があまりにも。

ナーシャはナーシャでかわいそうというか、哀れだと思いましたが……。両親に売られてしまうし、助けにきた妹は正気を失うし、味方だと思っていた騎士達は敵に心酔してしまうし、クーデターに巻き込まれた挙げ句に、サーカスに売られた姉弟達を助けに行ってグガンディの子をはらませられるという……。うーん、むごい。

せめて王太子がナーシャを窘めて少しでも正しい道へ導いていたら、結末は違ったかもしれないのになあと思わずにはいられませんでした。でも王太子はナーシャが壊れるまで愛して甘やかし続けたのですから、どうしようもないですね……。

それにしてもヨルガとアンドリム、リュトラとマラキアがくっつくとは思っていなかったので「何ィーッ!?」って思いました。リュトラはどんどんマラキアに絆されていっているのがよく分かったので納得でしたが、ヨルガはノーマークでした。

でもヨルガとアンドリムの2人が実際にくっついてみれば「最高やんこの2人……」ってなりましたね……。ヨルガは道を絶対踏み外さない、王に忠誠を誓ったまさに武人というイメージだったのですが、サーカスのドッグショー後での道の踏み外しっぷりには感動を覚えました。

サーカスのテントを出たあと、高級宿泊施設でのアンドリムの貪婪な乱れようといい、あのシーンはめちゃくちゃ萌えました。アンドリム、最初はヨルガのことを利用しようと思っていたくせに、自分の生き死にの選択を任せてしまったりなどして、すっかりヨルガに夢中でしたよね。しかも焼き印まで……。萌える。

竜神祭が終わって、ジュリエッタも無事に救出できたし、ベネロペとモリノ達のお陰で国も落ち着いて、ようやくアンドリムとヨルガもゆっくりできるんだな~と思っていたら結局「西へ東へと駆け巡ることが多かった」とあったので「大変だな~」なんて笑ってたんです。

そうしたらアンドリムが五十五歳を迎える時、ヨルガが先に亡くなっているという……。まさかあのヨルガが亡くなるとは思ってもなかった。気づいたら泣いてました。(笑)2人の最後のやりとりがまた切ない……。うう。

そしてエピローグですが、最後の最後にフラグが回収されて「うわーっ」ってなりましたね。カリスがいなくなったらやっぱりだめだったか……。あんなに栄えていた国が無くなって、地図上からもきれいに消えてしまったという終わり方で、心苦しくもあり、せいせいしたという気持ちもあり、複雑でしたが、一本の映画を観たような満足感がありました。

【まとめ】

とても面白かったです!! 続巻ではまたアンドリムとヨルガのお話が読めそうなので、とても楽しみです!

<コミックシーモア>
毒を喰らわば皿まで

以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。


最後まで読んでくださってありがとうございました。
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