【BL漫画感想】夜明けの唄(2)-ユノイチカ
【作品データ】
CP:アルトノウル(表紙左)×エルヴァ(表紙右)
著者:ユノイチカ
発売日:2021年12月07日
出版社:株式会社シュークリーム
【あらすじ】
海に落ちたアルトは、流れ着いた先で西の覡(かんなぎ)マニエリに介抱されていた。一方、不安に苛まれながらも、南の海を離れられないエルヴァは唯一、化け物が現れない新月の夜を待って、アルトを探しに走った。なんとか再会を果たすと、張り詰めていたものが切れたエルヴァは涙を見せる…。そんなエルヴァに、あふれでる愛しさを抑えられなくなってしまったアルトは――。「俺の気持ちは 伝えちゃいけないんだろうか」「愛だの恋だの…必要ない」離れたぶんだけ、想う気持ちが深くなる。一途なワンコ従者と無愛想クール主人、急接近の第2巻。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/649580/
【ネタバレなし感想】
切ないシーンが多い
1巻より核心に迫る部分が多く、切ない・つらい描写がたくさんあって「あああああああ……」ってなりながら読みました。
1巻よりBL色が濃い
1巻よりBL感があります!!!! アルトが頼もしいしエルヴァ様がかわいい。幸せになってほしいです。
【ネタバレあり感想】※未読の方はご注意ください。
マニエリーーーー!!!!泣泣泣泣 マニエリが可愛くて可愛くてのっけから泣きました……。こんなあどけない子が黒い海とずっと一人で戦ってるのつらすぎませんか。理不尽すぎる……。
アルトに「帰らないで」「みんな僕を忘れてのほほんと暮らしてるんだ」って感情をぶつけるシーンは「そりゃそうだよなあ」って私も悲しくなってしまいました。それでもアルトと別れる時には気丈に笑顔で振る舞ってるのがまた悲しい……。
エルヴァが新月の夜のアルトとの思い出を辿りながらお土産の服を見て「俺はこれを着られない」と独白するシーンもうおーん!! ってなりました。黒い海と修道院の教えへの憎しみがやばい。悲しい。
アルトがマニエリの幼馴染の結婚式に乗り込んで手紙を新婦に手渡そうとするけど一度拒否されるシーンもつらい。新婦の気持ちにも一理あるけどマニエリがあまりにも報われなさすぎて……うう。アルトが怒ってくれて良かった。
その後エルヴァがアルトを探して村に出てきて、ようやくアルトと会えたシーン・エルヴァのそっけない態度を見て「怒ってる?」と勘違いするアルトはほんと……ほんと……アルトばかやろー! って思いました。でも泣いてるエルヴァ様はかわいかった。
エルヴァを悪し様に言うスシュカには正直ムカつきましたが、その後のアルトとの会話を見るにエルヴァとアルトが親密になりすぎるのを防ごうとしていたのですかね……。お互いの為にも良くないと思ったのかなあ。でもだからこそアルトはエルヴァの使命と修道院の教えに疑問を持って状況をぶっ壊したいと思っているわけで。。
おばあちゃんに髪を見られて「気味が悪いなら出て行く」と言ったりアルトに「何か言われたら俺のせいだ」って言ったり気遣うエルヴァ様の優しさと、当然のようにそう思ってるという状況がすごく悲しいです……。そしておばあちゃんは子供が覡だった事実も悲しい。「あなたは幸せになって」の「あなたは」でうおーんってなってしまいました。
しかし、一緒に風呂に入って、ど直球にアルトに好きって言ったり手を繋いだり背中を預けて来たりエルヴァ様愛おしすぎませんか。中身はほぼ大人だけど素直さは子供のようだし守りたいこの笑顔。
収穫祭に出たエルヴァ様、これで村人とも通じ合えるのかなあと思ったのですが村人がエルヴァ様のことを人間以外の何かだと思いすぎなんだよなあ(シマ以外)。特にアンナとスシュカの会話は嫌な感じだなあと思いました。今までそうやって疑問なく過ごして来たのにいきなり意識を変えろいうのも無理な話とは思いますが……うーん。
とりあえずシヨン(領主)は絶対いやなやつ。(断言)最後が不穏すぎていやなんです〜〜アルトとエルヴァ様がめちゃくちゃいい感じなのにシヨンの野郎が!!(泣)エルヴァの過去を知ってる重要人物なので次巻もたくさん出てくるのでしょうね……不安でしかない。
エルヴァ様の「年上の男」が誰なのか、「乗っ取り」がなんなのか、そのほかにも修道院のこととか、東の覡の二人とか、いろいろ気になりすぎる巻だと思いました。みんな幸せになって゛ほ゛し゛い゛……。
【まとめ】
みんなめちゃくちゃめちゃくちゃ幸せになってほしい。2巻を読んでますますそう思います。コミックシーモア限定おまけ漫画もかわいかったです。エルヴァ様愛しいなあ。
夜明けの唄 2
以上、最後まで読んでくださりありがとうございました!