【BL漫画感想】異世界の沙汰は社畜次第(1)-采和輝、八月 八
【作品データ】
CP:アレシュ=インドラーク(表紙右)×近藤誠一郎(表紙左)
原作:八月 八
漫画:采和輝
発売日:2020/10/30
出版社:KADOKAWA
連載誌/レーベル:B’s-LOG COMICS
【あらすじ】
近藤誠一郎は毎日仕事に追われる三十路目前のサラリーマン。聖女召喚計画に巻き込まれ、異世界のロマーニ王国に転移してからも自らの”癖(へき)”から仕事を求め働き続けていた。それが”氷の貴公子”と呼ばれる騎士団長アレシュと急接近するきっかけに――。巻末には描き下ろし番外編「社畜の未来はアレシュ次第」を収録!!
https://www.cmoa.jp/title/209400/
【ネタバレなし感想】
異世界転生しちゃった筋金入りの社畜の話
主人公の誠一郎がバカが付くほどのまじめなド社畜で、異世界転生したあとも仕事に奔走するという話ですが、誠一郎はどこまでもまっすぐにまじめでかわいいです。しかも仕事に関する描写は共感できる部分が多く親近感があります……。(笑)そして面白いです!!
最初は冷たかったアレシュが段々絆されていく様子がいい!
第一印象があまり良くなかっただけに、徐々に優しいところとか誠一郎への執着とかが見えてくるとニヤニヤしてしまいます。そして超ハイスペックイケメンでまぶしいです。アレシュと誠一郎の体格差も良きです。
設定が最最最高
描写はライトですがしっかりBLな設定で最最最高です。(あらすじに書かれていないので詳細は自重します)アレシュがイケメンなのできゃー! ってなってしまいました。
【ネタバレあり感想】※未読の方はご注意ください。
原作の小説も買いましたが、漫画版は小説よりもストーリーの進みがゆっくり(当たり前ですね笑)けども絵がめちゃくちゃきれいだし、イケメンによる視覚的な萌が最高でした。
まず始めに、まじで設定が最高だなと思いました。魔力に慣れていない誠一郎に魔力をなじませるためにはアレシュと交わる必要があるとか「天才すぎる……」って思いました。(笑)
基本朝チュン+ちょこっとくらいの描写しかありませんが(電子書籍サイトのジャンルを見るに、少女漫画のくくりになるからでしょうか……?)それを加味しても最高ですね。
異世界に転生したのに聖女のおまけだった誠一郎が、自分で仕事を探してきちんと新世界で功績を作っている様子は気持ちよいです。目の下のくまも相まって頑張れ……! って応援したくなりますね。
異世界のアイテム事情、経理事情、色々新鮮でした。当たり前ですが、現実ではExcelや会計ソフトで適当にやっちゃう事も異世界だとできないんだなあと思うと「大変すぎるなあ」と。それも誠一郎を応援したくなる要素の一つですね。面白いです。
そして聖女である優愛に意見を言ってあげるところとか、大人だな~!! って感心してしまいました。ずさんな予算管理を正そうとしたり、こういうちゃんと行動で示すところも誠一郎の良いところだなあと好感を持ってしまいます。
きなくさい(?)宰相に気に入られてしまう誠一郎、ますます働かされてしまう誠一郎、薬に頼って働きまくってしまう誠一郎、、色々大変な事ばかり起きてしまうので心配になってしまいました。しかし宰相、読めば読むほど好きになってしまうので困りました。(?)
宰相、絶対誠一郎をどうにかしようと(宰相×誠一郎的な意味で)思っている奴や!! って思っていたのですが、2巻3巻では「ほほう……?」って感じの人になるので(内容自重します)好きです。
そしてそして、薬の飲み過ぎ+魔力酔いで倒れる誠一郎と、それを助けるアレシュのシーンですが最高の一言に尽きました。アレシュも誠一郎にあそこまでしてあげられるのは相手が誠一郎だからというか、この時点では少なくとも悪くは思っていなかったという事で間違いないですよね。そう思うとへへへ……ってなってしまいます。ニヤニヤ案件です。
翌朝、仕事のためにアレシュを放置する誠一郎も誠一郎らしくて笑っちゃいました(笑)。社畜具合がすごい。こういうところもかわいくて好きだなあと思います。
【まとめ】
みんなかわいいしかっこいいし面白いし設定最高だしで大好きです。小説を読む限りまだまだ続くはずなので発売が待ち遠しく、生きるのが楽しいです。
異世界の沙汰は社畜次第(1)
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。