【一般漫画感想】夢中さ、きみに。-和山やま
【作品データ】
夢中さ、きみに。
著者:和山やま
発売日:2019年8月
出版社:KADOKAWA
【あらすじ】
気になる君はうしろの席に――。
WEBなどで噂の作品たちが待望のコミックス化。
話題の作品「うしろの二階堂」は全ページ加筆修正のうえ、30ページ以上の描き下ろし続編を収録。
https://www.cmoa.jp/title/181167/
【ネタバレなし感想】
独特の世界観
和山やま先生の作品にはいつも独特の世界観があって、心地よいです。この一冊もずっとふわふわとした空気が流れていて、引き込まれました。好きです。
林くん、かわいいよ
不思議な林くんがとにかくかわいいです。振り回される江間がいっそかわいそうになります。(笑)ず~っと林くんに振り回されっぱなしの一冊なので、読んでいるこちらも楽しかったです。
青春を思い出す一冊
学校生活って楽しかったよなあ~と思い出させてくれる一冊です。思春期の男の子や女の子の感情の動きがあまずっぱくて、青春だー! という感動を覚えました。みんなヘンテコで、みんな好きです。
気が付いたらうっかり萌えている
林くんの話でも萌えていましたが、後半に収録されている「うしろの二階堂」という話もこれもまたいい……。男の子同士の少し距離の近い友情がかわいいです。青春だなあ。
【ネタバレあり感想】※未読の方はご注意ください。

「カラオケ行こ!」と「女の園の星」を読んだあと、和山先生の作品をもっと読みたい! という衝動のままに購入しました。この一冊も最高でした。
BL未満の男の子同士の関係っていいですよね……。最初は林のことを本当にウザそうにしていた江間が、どんどん林に夢中になっていく様は読んでいて天を仰いでしまいました。尊いです。
「友達になってくれませんか」もとても良かったです。特に松屋さんが林の「それは承諾しかねます」を勘違いしてしまったシーンは、めちゃくちゃ青春のにおいがして大好きです。この年頃のちょっとしたエピソードって輝いてますよね……。
「書く派」の小松くんも良い。あふれ出る後輩感がすごい。二人のかみ合ってるようなかみ合ってないようなやりとりがすてきです。完成した合作もちょっと感動しました。すてきだあ。
「走れ山田!」は完全に山田×マサヒロを予感させますね。下克上だ! そして最後の林くんの表情と大ゴマが青春って感じで好きです。
「うしろの二階堂」は、最初はホラーなのかと思ったのですが(タッチが伊藤潤二先生だったので)読んでみたら爽やかな男の子同士の友情の話でおお……ってなりました。二階堂の笑った顔かわいい。変顔の練習をする目高をどつく二階堂くんかわいい。好きです。
修学旅行で、二階堂が一人離れる→女子に絡まれる→部屋に戻る→目高くんが来るの流れ、完璧すぎてどきっとしました。修学旅行の部屋でだらだらする男子二人……かわいすぎる。
「師匠」のくだりも好きすぎます。心霊写真も好きすぎる。全部好きです。
【まとめ】
やっぱり和山先生は私のツボなんだな~と実感しました。後書きも笑っちゃいました。こういう小学生男子いるいる。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。
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