【BL漫画感想】スモーキーネクター-ミナヅキアキラ
作品データ
スモーキーネクター
メインCP:安仲有生(表紙左)×羽瀬川みつる(表紙右)
サブCP:その他×羽瀬川みつる表現あり
著者:ミナヅキアキラ
発売日:2020年11月24日
出版社:大洋図書
あらすじ
ライターの羽瀬川みつるは、吸血鬼「バイター」の仕業だと噂される事件を調べていた。幼なじみの安仲有生ことアンナには、首を突っ込みすぎるなと忠告される。だが、実はアンナ自身がバイターだったのだ。みつるは取材と称してアンナに血を吸われることを了承。そのうえ、勢いのまま抱かれて気が狂うほど気持ち良くされてしまう。さらには、みつるにも本人の知らない秘密があるようで…?
https://www.cmoa.jp/title/211514/
【ネタバレなし感想】
みんなビジュアルが最強
特にアンナの立ち姿には思わずみとれてしまいます。イケメンに煙草は最強の組み合わせだと思います。
ストーリーが濃厚で楽しい
前から「ストーリーが面白い」という噂は聞いていたのですが、実際に読んでみて「確かに!」って納得しました。吸血鬼+オメガバースという感じの設定で、アクションありの山あり谷ありのストーリーで楽しかったです。
冷静な性格の攻めに、単純な性格の受けというイメージでしたが……
試し読みの段階ではそのイメージだったのですが、読んでみると一筋縄ではいかない受けと、一生懸命なあまり色々見えていない攻め、という感じで愛おしかったです。かわいいですね。
絵が上手くて読みやすい
めちゃくちゃ絵が上手い作者さんだな~って思いました。まろみのある表情が多くて、読んでいて幸せを感じます。アクションシーンもかっこよくて好きです。
途中でモヤモヤやきもきさせられるのも癖になる
アンナの立場や気持ちを考えると、分かるなぁとも思うのですが……、途中で登場するイレギュラーのバイター(ネタバレしないように必死です笑)などなど本当にやきもきさせられてしまいました。作者さんの手のひらでコロコロ状態です。でも最後は超ハッピーエンドなのでカタルシスを感じます。くせになりますね。
【ネタバレあり感想】 ※未読の方はご注意ください。
みつるがネクターで、バイターを引き寄せるという設定がすごくオメガバース感ありますが、大好物なので最高です。一番最初に久藤に襲われた時はヨッシャー! ってなってしまいました。(どうして久藤がそうなってしまったのかを考えるとめちゃくちゃ悲しくなりますが……)
そしてそのあとアンナに血を座れたみつるが床にへたり込んだところなんて、ガッツポーズです。さっきまで平気な顔をしていたギャップが良いですよね。かわいい。
そしてみつるの為を思ってみつるを遠ざけるアンナですが……、気持ちはすごく分かるのですが、もっと相談とか話し合いをした方が……! とやきもきしてしまいました。(笑)そりゃみつるくんも怒る。
そしてみつるくんめっちゃ男前ですよね。繁殖期で苦しんでるアンナに「好きだからだろ?」と優しく問いかけているコマ、大好きです。聖母のような神々しさまで感じますね。
そこからのあのシーンで、やっぱりギャップ萌えというものはいいものだと思いました。みつるくん、頑張ってほしいです。
まとめ
ずっとハラハラドキドキ、楽しい一冊でした。また何度も読み返したいと思います。
以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。