【BL漫画感想】べな 1巻、2巻 – こふで

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【BL漫画感想】べな 1巻、2巻 – こふで

目次

作品データ

べな

メインCP:べな(1巻表紙上、2巻表紙下)×壱(1巻表紙下、2巻表紙上)

サブCP:ダンゾウ×壱、モブ×壱

著者:こふで

レーベル:comic marginal

1巻発売日:2019年11月10日

2巻発売日:2020年11月07日

出版社:双葉社

1巻あらすじ

この幸福も、肉欲も。すべて、あなたと出会ったから【ひとりぼっちの鬼×自分を捨てた青年】圧倒的才能が江戸に華ひらく、令和イチオシ新人のデビューコミック!!描き下ろしも収録!!――お前も、捨てられたのか?時は江戸。見世物小屋で働く「壱」はバケモノとして捕らえられた少年「べな」と出会い、親元に返そうと二人で脱走する。長屋で身を寄せ合い、ちいさな幸福を一つ一つ手繰り寄せる2人。しかし、べなは人ではなく「鬼の子」で…。大型新人が鮮やかな筆致で描き出す孤独な二人の浮世草子。きっとあなたも、彼らの幸せを願ってやまない。

https://www.cmoa.jp/title/186711/vol/1/

2巻あらすじ

令和の大型新人が鮮烈に放つ、江戸の夜陰に切なく熟れる恋の花【本能に抗えない鬼×自己犠牲な美青年】――鬼はヒトになれるのか?見世物小屋を抜け出し、穏やかな暮らしを手に入れたべなと壱。しかし日々のちいさな幸福が降り積もるほど、べなは自分が鬼であること、人間とは違うことを強く意識するように。そんなある日、お奈緒から駿河府中まで手紙を届ける”お使い”を頼まれる。初めての旅路に昼も夜も仲睦まじく過ごす二人だったが、壱は「べなが自分の元から去ろうとしてるのでは」と不安が募り…?近づくほどに遠くなる。だけど、その痛みすら愛おしい――既刊続々重版のお江戸人外ボーイズラブ、待望の続編!描き下ろし&解説も収録!!

https://www.cmoa.jp/title/186711/vol/2/

ネタバレなし感想

切なくてドラマチックなお話


べなは、1巻2巻共に展開が早く、ドラマチックなお話です。みんながそれぞれのものを抱えていて、とにかく切ない……。舞台が江戸時代なので、生活様式や格好が現代と違うところがとっつきにくいかもしれないと思っていましたが、話にのめりこんでいく内に気にならなくなりました。

主人公である壱の色気がすごい


現代で言うイケメンの市ですが、女性的な感じはしないのにとにかく終始色っぽいんですよね……。過去のかわいそうな境遇のせいもあると思いますが、すごく最高です。読んでいて眼福だな~と思っていました。

絵がうまくて読みやすい!


作者さんの絵がとにかくきれいで読みやすく、マンガに没頭できました。かっこよさもあり、かわいさもあり、ギャグタッチもうまいので、シリアスな中にほっとするような場面もあり。テンポが良いなぁと思いました。

ネタバレあり感想 ※未読の方はご注意ください。

電子書籍サイトでレビューの評価がよく推されていたのと、表紙のイラスとに惹かれて購入した「べな」ですが、久しぶりに大当たりだな~と思いました。

自己犠牲の精神の強い受けが好きなもので、過去の描写や、簡単に体を差しだそうとする壱の場面にはぐっとくるものがありました。市にとってはそれが普通なんだな~と思うと、胸がしめつけられます。そりゃあべなも焦るし怒りますよね……。


壱の弟ですが、つらい病気のことや壱への申し訳なさを抱えた人生には胸に迫るものがありましたが、最期には少しだけ幸せがあったという描写には救われた気持ちがありました。残された人たちの苦しみの描写など、命の尊さというものも描かれている作品だなあと思います。

まとめ

この二人には幸せになってほしいな~と思いながら読み進めていましたが、この二人なら幸せな未来以外にはないですね。1巻も好きですが、2巻ではいろいろと救われた気持ちになりさらに好きになりました。すてきな作品を読めて幸せです。これから先、落ち込んだ時には何度も読み返したいと思います。

<コミックシーモア>


以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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