【一般漫画感想】カラオケ行こ!-和山やま
作品データ
カラオケ行こ!
著者:和山やま
レーベル:ビームコミックス
発売日:2020年9月12日
出版社:KADOKAWA
あらすじ
合唱部部長の聡実はヤクザの狂児にからまれて歌のレッスンを頼まれる。彼は、絶対に歌がうまくなりたい狂児に毎週拉致されて嫌々ながら歌唱指導を行うが、やがてふたりの間には奇妙な友情が芽生えてきて……?話題の作品が描き下ろしを加えて待望のコミックス化!![ 登場キャラクター紹介 ]〇岡 聡実:森丘中学校合唱部の部長。とある悩みを抱えているのだが、なぜか狂児に歌を教えることに。真面目だが毒舌な中学3年生。【得意な歌】教えません。〇成田狂児:四代目祭林組若頭補佐。組長が主催するカラオケ大会の罰ゲームを回避するために歌がうまくなりたい39歳。【得意な歌】紅〇組長:狂児の組の組長。絶対音感がある。1番好きなことはカラオケで、2番目に好きなことは刺青。【得意な歌】タイガー&ドラゴン
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/223320/
ネタバレなし感想
なぜかわかりませんが、気が付いたら購入していました(笑)。あの時の自分をほめてあげたいです。
とにかくかわいい、おもしろい
BLではない作品(たぶん)ですが、とにかく聡美くんと狂児がかわいいです。「歌が上手くなりたくて中学生に教えを乞うヤクザ」という設定がもはや意味が分からなくてツボです。(笑)かわいい。
淡々と進みますがところどころ引っかかる感じが癖になる
基本的にストーリーは淡々と進んでいきます(登場人物がみんな落ち着いてるから笑)が、ところどころに挟まれるギャグや違和感が心地よくて癖になります。中毒性がある。絵柄も、きれいではないけど上手でみんな表情が良いなぁ~って思います。こんな表情する人、いるいる!という感じ。味わい深い。
最後にめっちゃ萌えました
いろいろあった二人の、その後を感じさせるラストには感嘆のため息がでました…。妄想が捗ります。最高です。
ネタバレあり感想 ※未読の方はご注意ください。
和山やま先生の作品が好きなのですが、「カラオケ行こ!」は特に好きです。
和山先生の作品はとにかく淡々としていますが、じっくりと読まないと読み飛ばしてしまいそうなところにおもしろポイントがあるので見逃せないです。作品に没頭できるというのはとても幸せな時間なので、和山先生の作品を呼んでいる時は集中していてとても幸せな気持ちになれます(笑)。
そして淡々と進むからこそ、ここぞという時の盛り上がりがすごいですよね。聡美くんのブチ切れシーンとか、最後のヤクザとのカラオケシーンとか。圧巻です。
聡美くんも狂児もかわいくて好きですが、特に狂児が好きです。読めば読むほど、いいキャラしてるなぁ…ってしみじみしてしまいます。巻末のカラオケ店員時代の狂児がかっこよすぎて、ツボなんですよね。やくざの狂児ももちろん好きですが。
聡美くんの、あの思春期の微妙な時期の独特なとがり具合もかわいいです。でも度胸もあって、おとなしそうに見えて言いたいことははっきり言うところも好きです。とにかく聡美くんと狂児が愛おしい(笑)。
泣いて笑って、読むと元気になれる作品だと思いました。
まとめ
BLではない作品ですが、すごくすごく萌えますし良い作品でした。
和山先生の作品ではこちらも萌えまくりました。おすすめです。

以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。