【BL漫画感想】スニーキーレッド(2巻)-たなと
作品データ
スニーキーレッド(2)
CP:釧路春政(表紙)×三崎隼斗
著者:たなと
レーベル:onBLUE comics
発売日:2016年7月25日
出版社:祥伝社
あらすじ
暴力的な肉体関係から始まった2人だったが、次第に惹かれ合い、恋人同士に。そして大学4年になった釧路は、就職活動のストレスで再び三崎に暴力をふるい、乱暴に犯してくるようになる。そんな釧路に戸惑いながらも、感じてしまう三崎は―
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/57600/title/400377/
ネタバレなし感想
3巻まで出ている「スニーキーレッド」のうち、2巻が一番好きです。
2巻は1巻とは違う雰囲気
1巻での2人はまだお互いの深いところまでは立ち入ってなかったように思いますが、2巻では立ち入りまくっています。そこから関係がガラッと変わっていくのですが、特に、中盤からのハルの変わりっぷりがすごくて萌えます…。マジでかわいいと思う。
2巻は1巻の期待値を大きく上回ってくる
個人的な考えで恐縮ですが、2巻が1巻の衝撃を上回ってくる漫画ってなかなか無いと思うんです。(本当に個人の感想です…)でもスニーキーレッドに関しては2巻の方が1巻よりも好きです。1巻だけ読んで2巻が未読の方は本当にもったいないと思います。
まさかこんなハッピーエンドが待っていたとは
ハルのバックボーンや性格、行動の描写から、こんなハッピーエンドが待っているとは思いもよらなかったです。ハルの手綱を引けるのはミサキさんしかいないよな~とつくづく思います。好きだあ…。
相変わらずハル&ミサキの周りの人たちが良い
どうしてこんなに魅力的な人たちばかりなのでしょうか。「モーションエモーション」の2人ももちろん好きですが、ハルの友達2人も好きです。カケルくん推しです。
ネタバレあり感想

まず、中盤までのストーリーが重くて息が苦しくなりますよね(笑)。良い方向に向かうミサキさんと、どんどん泥沼にはまっていくハルの対照的な感じがハラハラしました。
ハルのミサキさんへの嗜虐的な行動の描写も、最初に読んだときは「うっ」となってしまいました。当のミサキさんが大喜びだからいいんですけどね! しかし、あとにして思えば、子供が親にする「試し行動」みたいなものだったんでしょうね…。歪んでるなぁ。(最高)
また、ハルの就職が決まった辺りの「良かった~」という感じから、退職までのどん底感までの流れがジェットコースターみたいで心を揺さぶられました。そして、そのあとのハルのミサキさんへのべったりっぷりが!! 最高ですね!! 本当に最高だと思います。(2回目)
ハルのすぐに暴力が出てしまう癖(?)って、やはり愛着障害の一種なのでしょうか…。もともとの性質もあるのだと思いますが。だとしたら、ミサキさんがいてくれてよかったなぁと思います。ミサキさんに会えなかったらどうなっていたんでしょうね…。
ラストで見つけた2人の答えは「一番良いところに収まったな~!」という感じですね。この2人の関係好きだ。
まとめ
2巻できれいにまとまったので完結したと思っていたのですが、まさかの3巻が発売されたときには本当に驚いたしうれしかったです! 続編を望む声が多かったのでしょう。本当に本当にありがたいことです…。


以上、最後まで読んでくださってありがとうございました。